回答者数57名
調査期間2026年4月13日〜4月27日
設問数22問

80%

育休を「希望・強く希望」

80%

公的支援が後押しに「なっていない」

72%

「貯蓄できないことがストレス」

6.9

平均ウェルビーイング(10点満点)

01 ── 基本属性

Q1現在の妊娠週数

16〜27週(中期)
19名 33%
10〜15週(初期・後半)
15名 26%
28〜36週(後期)
11名 19%
37週以上(正期産以降)
8名 14%
0〜9週(初期・前半)
4名 7%

回答者の約6割が安定期前後(初期後半〜中期)に集中しています。つわりや体調変化が大きく、日常生活への影響が出やすい時期の声が多く反映された調査となりました。

Q2年齢

26〜30歳
21名 37%
31〜35歳
21名 37%
36〜40歳
12名 21%
21〜25歳
2名 4%
20歳以下
1名 2%

26〜35歳が全体の74%を占め、働き盛りの世代が中心です。キャリアと妊娠・出産を同時に考えなければならないライフステージにある方が多く、家計やキャリアへの関心が高い結果につながったと考えられます。

Q3世帯年収(夫婦合算)

800〜1,000万円未満
13名 24%
400〜600万円未満
9名 16%
600〜800万円未満
9名 16%
1,200万円以上
9名 16%
1,000〜1,200万円未満
8名 14%
400万円未満
5名 9%
答えたくない
4名 7%

世帯年収は比較的高め(800万円以上が54%)ですが、それでも経済的不安を感じている方が多いことが後の設問で明らかになります。収入の多寡にかかわらず、出産・育児にかかる費用への不安は共通しているようです。

Q4就業状況

正社員(フルタイム)
30名 53%
専業主婦
8名 14%
パート・アルバイト・派遣
7名 12%
正社員(時短勤務)
5名 9%
フリーランス・個人事業主
3名 5%
無職・休職中
4名 7%

正社員(フルタイム・時短含む)が62%と過半数を占めます。育休・産休の取得が現実的に関わるキャリア層が多く、仕事との両立に対する意識の高さが調査全体に反映されています。

Q5産前産後・育休の取得予定期間(有職者のみ)

〜1年
21名 46%
〜1.5年
11名 24%
〜2年
7名 15%
取得せず退職予定
3名 7%
半年未満
3名 7%

育休取得予定者の多くが「〜1年」を選んでいます。「取得せず退職予定」が7%いることも見逃せません。制度があっても使いにくい職場環境や、復職後のキャリアへの不安が背景にあると考えられます。

02 ── 育休・パートナー

Q6パートナーに育休を取得してほしいですか?

強く希望する
21名 37%
希望する
21名 37%
どちらでもよい
11名 19%
希望しない
4名 7%

「希望する・強く希望する」が合計80%。パートナーの育休は、産後の母体回復や孤立防止のために妊婦さんにとって切実な望みであることがわかります。

Q7パートナーへの理想の育休期間

〜3ヶ月
17名 30%
〜半年
15名 26%
〜1ヶ月
15名 26%
2週間未満
6名 11%
取得してほしくない
4名 7%

「〜3ヶ月以内」を合わせると67%。長期の育休よりも、産後の最も大変な時期に寄り添ってほしいという、現実的な希望が見えます。

Q8パートナーに育休を取得してほしい最大の理由

産後の母体回復サポート
24名 42%
育児スキルの共有・習得
19名 33%
親としての自覚・意識変革
8名 14%
産後うつ・孤独感の予防
2名 4%

最多は「産後の母体回復サポート」(42%)。パパ自身の育児スキル習得よりも「ママを守ること」への期待が大きいことが際立ちます。産後の体と心のサポートを、パートナーに求めている声の大きさが数字に表れています。

03 ── 家計・費用

Q9知っている公的支援制度(複数選択)

出産育児一時金(50万円)
52名 91%
妊婦健診費用の公費助成
27名 47%
支援給付金(10万円クーポン等)
27名 47%
児童手当(2024年拡充後)
24名 42%
高額療養費制度
24名 42%
育休給付金の引き上げ(実質10割)
20名 35%
自治体独自の支援
15名 26%

出産育児一時金は91%が認知している一方、育休給付金の引き上げは35%、自治体支援は26%にとどまります。新しい制度ほど認知が広がっておらず、「知らないまま使えていない」支援が多い現状が浮き彫りになりました。

Q11自己負担分の資金調達方法(複数選択)

夫婦の既存貯蓄
51名 89%
月々の給与・収入
29名 51%
親族からの援助・贈与
15名 26%
育児休業給付金・手当類
10名 18%
資産運用(NISA等)
2名 4%

89%が「夫婦の既存貯蓄」で賄うと回答。給付金を調達手段として挙げた方は18%にとどまり、公的支援が家計の支えとして実感されていない現状がうかがえます。

Q13手取り減少への感覚(複数選択)

貯蓄できないことがストレス
41名 72%
給付金タイミングの遅さが不安
21名 37%
家計維持が困難で非常に不安
19名 33%
特に気にならない
6名 11%
給付金で十分カバーされている
4名 7%

72%が「貯蓄できないことがストレス」と回答。給付金制度の存在は知っていても、タイミングの遅さや金額への不満が根強く、「安心できる制度」として機能しているとは言いにくい状況です。

Q14出産後の生活で最も不安な経済的要因(複数選択)

物価高騰(おむつ・ミルク等)
38名 67%
二人目以降の教育費・養育費
27名 47%
保育料・保育所費用の負担
23名 40%
復職後の所得減(時短等)
20名 35%
パートナー収入のみへの依存
20名 35%
住宅ローン返済との両立
17名 30%

物価高騰への不安が67%でトップ。おむつ・ミルクといった日々の消耗品から教育費・保育料まで、妊婦さんが抱える経済的不安は「今」だけでなく将来にわたって多層に積み重なっています。

04 ── 公的支援への意識

Q15日本の公的支援は「産みたい気持ち」を後押ししているか

あまりなっていない
35名 61%
全くなっていない
11名 19%
ややなっている
10名 18%
非常に後押しになっている
1名 2%

「なっていない・全くなっていない」の合計が80%。制度は年々拡充されていますが、妊婦さんの実感にはまだほとんど届いていません。知ってもらうこと・使いやすくすることの両方が求められています。

Q16最も拡充してほしい支援(現金給付以外)

保育所無償化・待機児童ゼロ
19名 33%
妊婦健診・出産費用の無償化
18名 32%
産後ケア施設の無償化・拡充
12名 21%
男性育休の完全給与保障
5名 9%
家事・育児外注バウチャー
3名 5%

「保育所無償化」と「妊婦健診・出産費用の無償化」がほぼ同率でトップ。給付金よりも、使える支援・整った環境への要望が妊婦さんの本音と言えそうです。

05 ── ウェルビーイング・意識

Q18生活満足度(ウェルビーイング)10点満点

スコア 2点 3点 4点 5点 6点 7点 8点 9点 10点
回答数 1名 2名 2名 12名 3名 12名 15名 4名 6名

平均 6.9点 中央値 7.0点 最頻値 8点(15名)

平均6.9点と全体的には比較的高いウェルビーイングが示されました。最頻値が8点であることから、多くの方が妊娠期を前向きに過ごしている一方、5点以下の「やや不満」層が31%存在することも見逃せません。

Q20日本社会は妊婦・子育て世帯に寛容か

あまり思わない
32名 56%
全く思わない
10名 18%
ややそう思う
13名 23%
非常にそう思う
2名 4%

「寛容でない」と感じている方が74%。妊婦さんが「守られている」と感じられる社会にはまだ遠いことが、この数字からも伝わります。

Q21キャリアと育児の両立にポジティブなイメージを持っているか

あまり持っていない
32名 56%
全く持っていない
13名 23%
どちらかといえば持っている
9名 16%
非常に持っている
3名 5%

「ポジティブイメージを持てない」が79%。正社員が過半数を占める今回の調査対象においても、仕事と育児の両立への希望よりも不安・悲観が上回りました。ロールモデルの不足や職場環境の課題が根底にあると考えられます。

Q22今後、次の子を迎えたいと思いますか?

強く希望する
16名 28%
どちらかといえば希望
14名 25%
現時点では検討中
13名 23%
希望しない
13名 23%

「希望する・強く希望する」が合計53%と過半数。一方「希望しない」も23%おり、経済的な不安やキャリアへの影響が、次の妊娠への前向きな気持ちを左右していることが推察されます。