| 回答者数 | 206名 |
| 調査期間 | 2026年5月実施 |
| 設問数 | 23問 |
91%
何らかのつわり症状あり
55%
体調不安時にAIに相談
45%
不調を「一人で抱えた」経験あり
3.5
平均ウェルビーイング(10点満点)
01 ── 基本属性
Q1現在の妊娠週数
約7割が中期〜後期にあたる方からの回答です。つわりが落ち着きつつある時期から後期にかけて、身体の変化や不快症状に向き合い続けている妊婦さんの声が多く集まりました。
Q2年齢
vol.1同様、26〜35歳が全体の74%を占めます。仕事・家事・育児が重なるライフステージで、身体的な不調と向き合いながら妊娠期を過ごしている実態が、調査全体を通じて浮かび上がりました。
Q3世帯年収(夫婦合算)
今回は400〜800万円台の層が増え、より幅広い所得層から回答が集まっています。身体的な不調や医療費の負担は所得にかかわらず共通の悩みであり、サポート体制の整備が幅広い妊婦さんに必要とされています。
Q4今回の妊娠は何人目ですか?
初産の方が6割以上を占めます。初めての妊娠では、つわりや身体の変化に戸惑う場面も多く、「これは普通なの?」という不安が情報収集やデバイス活用につながっている面もありそうです。
02 ── つわり・身体の不調
Q5つわりの症状はありましたか?
「ほとんどなかった」のはわずか9%。91%の妊婦さんが何らかのつわりを経験しており、うち20%は「日常生活・仕事に支障があった」と回答。多くの人にとって当たり前のように経験するつわりですが、その実態は決して軽くありません。
Q6つわりピーク時の日常生活への影響
「仕事・家事を大幅に減らした」「全くできなかった」「入院」を合わせると47%。約半数の妊婦さんが、つわりによって社会・家庭参加を大幅に制限されていました。「妊娠中でも普通に動ける」というイメージとは大きなギャップがあります。
Q9つわり・身体の不調に効果があった対処法(複数選択)
「横になって安静にする」が84%で圧倒的トップ。身体が発するシグナルに正直に向き合うことが、最も有効な対処法とも言えます。「効くものがなかった」が8%いることも忘れてはなりません。つわりは個人差が非常に大きく、一律の対策で乗り切れるものではありません。
Q21身体的な不調を「誰にも言えず一人で抱えた」経験
「どちらかといえばあった」「はっきりあった」を合わせると45%。つわりや身体の不調を、誰にも打ち明けられないまま一人で抱えた経験がある妊婦さんが約半数にのぼります。「大丈夫?」と声をかけてもらえる環境や、気軽に相談できる場所の大切さを改めて感じさせる結果です。
03 ── サポートと家庭用デバイスの活用
Q7体調が悪いとき、パートナー・家族のサポートはありましたか?
85%が何らかのサポートを受けられていました。一方で13%は「あまり・ほとんどサポートがなかった」と回答。身体がつらい時に頼れる人がいない環境は、妊婦さんの心身に大きな負担をかけます。
Q10体調が不安なとき、まず何に頼りましたか?(複数選択)
「AI(ChatGPT・Claude等)への相談」が55%と急増し、家族・パートナーに次ぐ第2位のインフォーマルサポートに。深夜や休日でも即座に答えてくれるAIは、妊婦さんにとって新たな「相談窓口」になりつつあります。
Q10家庭用胎児確認デバイスを使ったことがありますか?
使用経験者のうち「安心感があった」が圧倒的多数。「使ってみたい」も34%おり、潜在的なニーズの高さが際立ちます。一方「かえって不安になった」という声も4%あり、使い方の丁寧なサポートが必要なことも示されました。
Q12使ったことのある機器(複数選択・使用経験者 n=92)
スマートフォン接続型のエコーツールが最も多く使われています。スマートフォン一台で手軽に赤ちゃんの様子を確認できる手軽さが、日常的なセルフケアとして浸透しつつあることがわかります。
04 ── 食事・栄養・セルフケア
Q13妊娠中の食事で最も困っていること
「食べたいものが食べられない」が38%でトップ。「作れない・食べられない・何を食べればいいかわからない」という三重の悩みを抱える方も。妊娠中の食事は、意思の問題ではなく体が決めることだと伝えたい数字です。
Q14サプリメントの服用状況
92%が現在または過去にサプリメントを服用。妊娠前から準備していた方が56%いることは、計画的な妊活をしていた層の多さを示しています。一方「種類の選択に迷っている」方も3%おり、情報が多すぎることへの戸惑いも見えてきます。
Q15服用しているサプリの種類(複数選択 n=201)
葉酸は95%とほぼ全員が服用。妊娠初期の必須サプリとして定着しています。近年注目のビタミンDも40%が服用しており、妊婦さんの栄養への意識の高さが数字に表れています。
Q16妊娠中の医療・健康情報の入手先(複数選択)
医師・アプリに並んで、AIが50%(104名)と急上昇。妊娠情報の入手先として「AI」がすでに主要チャネルの一つとなっています。正確な情報を届けるために、医療者・企業・行政もAI上での情報発信を意識していく必要があるかもしれません。
Q17取り組んでいるセルフケア(複数選択)
妊娠線予防クリームが61%でトップ。ウォーキングや温活など、無理のない範囲で体を動かし・温めるセルフケアが上位に並びます。「特に何もしていない」が14%いることは、余裕がない妊婦さんの現状も示しています。
05 ── ウェルビーイングと社会への意識
Q18生活満足度(ウェルビーイング)10点満点
| スコア | 1点 | 2点 | 3点 | 4点 | 5点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 回答数 | 3名 | 24名 | 69名 | 83名 | 27名 |
| 割合 | 1% | 12% | 33% | 40% | 13% |
vol.1(家計・キャリア調査)では平均6.9点だったウェルビーイングが、今回は3.5点と大幅に低下しました。最も大きな違いは「テーマ」です。vol.2は「今のつわりや身体の不調」という現在進行形の苦しさに向き合う内容でした。スコアの低さは、妊娠中の身体的不調が日常生活の満足度にいかに大きな影響を与えているかを如実に示しています。
Q20日本社会は妊婦・子育て世帯に寛容か
「寛容でない」と感じている方が65%。vol.1(74%)からやや減少しましたが、依然として3人に2人が社会の寛容さを実感できていません。妊婦さんが「守られている」と感じられる社会の実現には、まだ多くの課題が残っています。
Q23今後、次の子を迎えたいと思いますか?
「強く希望・希望する」が合計50%。一方「希望しない」は16%と、vol.1(23%)からやや減少しました。つわりや身体的負担が大きかった今回のテーマを考えると、それでも半数が次の妊娠を前向きに考えていることは、妊婦さんの強さと希望を感じさせます。