回答者数240名
調査期間2026年6月実施
設問数21問

85%

何らかの不安を感じている

52%

不安を「一人で抱えた」経験あり

45%

不安対処にAIを活用

6.7

平均ウェルビーイング(10点満点)

01 ── 基本属性

Q1現在の妊娠週数

16〜27週(中期)
82名 34%
28〜36週(後期)
78名 33%
10〜15週(初期・後半)
42名 18%
0〜9週(初期・前半)
20名 8%
37週以上(正期産以降)
18名 8%

約7割が中期〜後期の回答者です。お腹が大きくなり、出産が現実的に迫ってくる時期の不安や心理的変化が、今回の調査全体に色濃く反映されています。

Q2年齢

31〜35歳
109名 45%
26〜30歳
76名 32%
36〜40歳
44名 18%
41〜45歳
7名 3%
21〜25歳
4名 2%

31〜35歳が45%と最多。シリーズ最多となる240名の回答が集まり、メンタルヘルスや不安というテーマへの関心の高さが回答数にも表れました。

Q3世帯年収(夫婦合算)

600〜800万円未満
57名 24%
800〜1,000万円未満
46名 19%
400〜600万円未満
43名 18%
1,000〜1,200万円未満
32名 13%
1,200万円以上
32名 13%
答えたくない
20名 8%
400万円未満
10名 4%

600〜800万円台が最多ですが、幅広い所得層から回答が集まっています。不安やメンタルの悩みは、収入水準にかかわらず妊娠期の普遍的な課題であることが示されています。

Q4今回の妊娠は何人目ですか?

1人目(初産)
152名 63%
2人目
60名 25%
3人目以上
28名 12%

初産の方が63%。初めての出産に向けての不安が特に大きいことは、後の設問でも明らかになります。一方で2人目以降でも不安を感じている方が多く、経験があっても毎回の妊娠に新たな心配がある実態が見えてきます。

02 ── 不安・メンタルの実態

Q5妊娠出産に関する不安感はどのくらいですか?

ある程度不安がある(時々感じる)
142名 59%
強い不安がある(毎日のように感じる)
61名 25%
少し気になる程度
33名 14%
ほとんど不安はない
4名 2%

「ある程度」「強い不安がある」の合計が85%。毎日のように不安を感じている方が25%にのぼり、妊娠期のメンタルヘルスケアの必要性が如実に示されました。「ほとんど不安はない」はわずか2%です。

Q6不安に感じていることがら(複数選択)

赤ちゃんの健康・障害
193名 80%
出産時の痛み・リスク
160名 67%
育児をうまくできるか
131名 55%
経済的な不安
105名 44%
職場復帰・キャリアへの不安
97名 40%
産後うつ・精神的な変化
85名 35%
パートナーとの関係変化
49名 20%
公共の場での周囲の目・反応
34名 14%
孤立・孤独になること
28名 12%

「赤ちゃんの健康・障害」が80%でトップ。出産の痛み・リスク(67%)、育児への不安(55%)と続きます。複数の不安が重なり合いながら妊娠期を過ごしている実態が鮮明に浮かび上がりました。

Q9妊娠中に「孤独感」を感じることがありますか?

時々感じる
99名 41%
あまり感じない
78名 33%
全く感じない
38名 16%
よく感じる
25名 10%

「時々感じる」「よく感じる」の合計が51%。妊娠中の孤独感は、サポートがある・ないにかかわらず、妊婦さんの内側に静かに積み重なるものであることが見えてきます。

Q10「情報の多さ・矛盾」で混乱・不安が増したことがありますか?

よくある(何を信じればいいか分からない)
90名 38%
時々ある
89名 37%
あまりない
55名 23%
全くない
6名 3%

「よくある」「時々ある」の合計が75%。情報があふれる時代に、信頼できる情報を選び取ることの難しさが妊婦さんの不安の一因となっています。情報の量ではなく「質」と「信頼性」が求められています。

Q13ネガティブな感情を持つことへの「罪悪感」を感じたことがありますか?

時々ある
100名 42%
あまりない
76名 32%
よくある(幸せでいなければと強く感じる)
34名 14%
全くない
30名 13%

「時々」「よく」罪悪感を感じる方が合計56%。「妊娠中は幸せでいなければ」というプレッシャーが、ネガティブな感情を抱えた妊婦さんをさらに孤立させる要因になっています。不安やイライラを感じることは、妊娠期の自然な反応です。

03 ── 相談・サポートの実態

Q7不安を感じたとき、誰に相談しますか?

パートナー
151名 63%
友人・SNSのコミュニティ
41名 17%
実母・義母
28名 12%
誰にも相談しない・できない
13名 5%
医師・助産師
7名 3%

パートナーへの相談が63%と最多。一方「誰にも相談しない・できない」が5%(13名)おり、本来助けを必要としている方が孤立している現状も見えます。医師・助産師への相談が3%にとどまっていることも課題の一つです。

Q8不安を感じたとき、まず何に頼りましたか?(複数選択)

パートナー・家族に話した
185名 77%
SNS・アプリで同じ悩みを調べた
148名 62%
AI(ChatGPT・Claude等)に相談した
108名 45%
友人・先輩ママに相談した
75名 31%
医師・助産師に相談した
54名 22%
気分転換(散歩・音楽・趣味等)をした
33名 14%
日記・メモに書き出した
20名 8%

AIへの相談が45%と、vol.2(55%)に続き高水準を維持。メンタルの悩みや不安の相談先としても、AIが「深夜でも答えてくれる存在」として定着しつつあります。一方、医師・助産師への相談は22%にとどまっています。

Q11メンタル面での不調について、医師・助産師に相談できていますか?

身体の不調は話すが、気持ちのことは話しにくい
104名 43%
気になることはすべて相談できている
60名 25%
「これくらいで相談していいのか」と遠慮してしまう
37名 15%
診察時間が短くて聞けない
30名 13%
相談できていない
9名 4%

「気持ちのことは話しにくい」が43%でトップ。「遠慮してしまう」「時間が短い」を合わせると、実質75%の妊婦さんがメンタルの不調を医療現場で十分に話せていません。産婦人科診療にメンタルヘルスの視点を組み込む必要性を示しています。

04 ── 産後うつへの不安と支援ニーズ

Q12産後うつについて、どのくらい心配していますか?

ある程度心配している
104名 43%
あまり心配していない
84名 35%
非常に心配している
34名 14%
全く心配していない
18名 8%

「ある程度」「非常に心配」の合計が57%。産後うつを自分ごととして意識している妊婦さんが半数以上いる一方、「あまり・全く心配していない」層にも産後のメンタル変化への備えを届けることが重要です。

Q14あったら利用したいメンタルヘルス支援サービス(複数選択)

パートナーへの育児・メンタルサポート教育
111名 46%
妊婦向けのカウンセリング・心理士相談
108名 45%
同じ境遇の妊婦さんとつながれるコミュニティ
105名 44%
助産師によるオンライン相談(24時間対応)
92名 38%
自治体の妊婦訪問・家庭支援サービス
67名 28%
特に必要ない
23名 10%

トップは「パートナーへの育児・メンタルサポート教育」(46%)。自分だけでなく、パートナーにも理解・行動してほしいという思いが強く表れています。カウンセリング・コミュニティ・24時間相談も高水準で、複合的なサポートへのニーズが明確です。

Q15メンタルヘルスに関する情報の入手先(複数選択)

SNS(Instagram・X・TikTok等)
182名 76%
アプリ(トツキトオカ・たまひよ等)
159名 66%
AI(ChatGPT・Claude等)
76名 32%
家族・友人・先輩ママ
69名 29%
YouTube
62名 26%
産婦人科・医師からの説明
57名 24%
助産師・看護師
57名 24%

SNSが76%でトップ。メンタルヘルスの情報収集においても、公式の医療機関より前にSNS・アプリに頼る傾向が顕著です。発信者の信頼性や情報の正確さへの配慮が、より一層求められる状況です。

Q16不安やストレスを和らげるために取り組んでいること(複数選択)

十分な睡眠・休息をとる
156名 65%
好きなことに没頭する(音楽・読書・趣味等)
131名 55%
誰かと話す・SNSで発信する
122名 51%
散歩・軽い運動
88名 37%
日記・気持ちの書き出し
44名 18%
マタニティヨガ・瞑想・深呼吸
32名 13%
特に何もしていない
11名 5%

「十分な睡眠・休息をとる」が65%でトップ。「好きなことに没頭する」「誰かと話す」と、身体・感情の両面でのセルフケアを実践している姿が見えます。「特に何もしていない」が5%いることは、セルフケアの余裕すらない方がいる現実も示しています。

05 ── ウェルビーイングと社会への意識

Q17生活満足度(ウェルビーイング)10点満点

スコア 2点 3点 4点 5点 6点 7点 8点 9点 10点
回答数 3名 10名 19名 27名 31名 57名 59名 27名 7名
平均 6.7点 中央値 7.0点 最頻値 8点(59名)

シリーズ比較(ウェルビーイング平均点)

vol.1(4月・家計)
6.9点
vol.2(5月・身体)
3.5点
vol.3(6月・メンタル)
6.7点

vol.2(身体・健康テーマ、平均3.5点)から大幅に回復し、vol.1(家計テーマ、6.9点)に近い水準に戻りました。つわりの苦しさが直撃したvol.2と異なり、今回は不安を抱えながらも日常生活を送れている状態が反映されていると考えられます。

Q18パートナー・周囲からのサポート充足感

まあまあ十分
118名 49%
非常に十分
90名 38%
不足している
27名 11%
全く足りない
5名 2%

87%が何らかのサポートを受けられています。vol.1(84%)、vol.2(85%)と同水準を維持。一方13%は「不足している・全く足りない」と回答しており、サポートを受けられない妊婦さんへの支援強化は引き続き課題です。

Q19日本社会は妊婦・子育て世帯に寛容か

あまり思わない
148名 62%
全く思わない
45名 19%
ややそう思う
44名 18%
非常にそう思う
3名 1%

「寛容でない」が81%。vol.1(74%)、vol.2(65%)から再び上昇しています。メンタルの不安や孤独感を抱えて妊娠期を過ごす中で、社会からのまなざしの冷たさをより敏感に感じ取っている姿が読み取れます。

Q20妊娠中の不安や孤独感を「誰にも言えず一人で抱えた」経験はありましたか?

あまりなかった
85名 35%
どちらかといえばあった
72名 30%
はっきりあった
51名 21%
全くなかった
32名 13%

「どちらかといえばあった」「はっきりあった」の合計が52%。vol.2(45%)から上昇。特に「はっきりあった」が21%と高く、不安・孤独感という今回のテーマならではのリアルな苦しさが数字に表れています。

Q21今後、次の子を迎えたいと思いますか?

現時点では検討中
69名 29%
希望しない
64名 27%
強く希望する
55名 23%
どちらかといえば希望する
52名 22%

「希望する・強く希望する」が45%と、vol.1(53%)、vol.2(50%)から低下。「希望しない」は27%とシリーズ最多となりました。メンタルの不安や孤独感の大きさが、次の妊娠への前向きな気持ちに影響していることが推察されます。